2012年に発売されたMG 武者ガンダムMk-II 徳川家康Ver .ですが最近再販受注されたので買って組んでみました。
価格は7,334円でプレミアムバンダイでの受注品となります。
説明書はベースとなっている武者ガンダムMk-IIの物が流用されていますが
カラーレシピや一部組み立てが違う部分を補足したペーパーが１枚追加されていました。
付属品は火砲「昇竜丸」、太刀「虎徹丸」×２、薙刀「閃光丸」と各武器マウント用ジョイント４種のみとなります。
シール類ですが武者頑駄無Mk-II用で使われていたホイルシール、転写タイプのガンダムデカール、
それにマーキングシールの他、
家紋シールと和スタイルオリジナルステッカーが付属しています。
この和スタイルステッカーは以前紹介したMG 真武者頑駄無 黒衣大鎧の物と同じで
和紙のような質感になっているステッカーです。
余剰パーツですが武者Mk-IIの頭部の一部とベースキットのMG ガンダムMk-II Ver.2.0のパーツが一部余ります。
武者ガンダムMk-IIの頭部やカラーを変更した今回の武者ガンダムMk-II 徳川家康Ver.
MG 武者ガンダムMk-IIをベースにして
初陣を飾った時に着用した金陀美具足（きんだみぐそく）をイメージした兜形状とカラーリングに変更されています。
そのためカラーは金と黒という豪華なカラーリングに変化していました。
また金部分は一部が派手な金メッキとなっています。
頭部とカラーのせいかだいぶ印象は変わりますが、意外と変更されている部分はわずかで
兜の一部パーツのみ新規パーツでの再現となっていて、首から下はベースとなっている武者ガンダムMk-IIのカラバリです。
また武者ガンダムMk-II自体はMG ガンダムMk-II Ver.2.0が元になっていて関節構造などはそちらと同じ作り。
なので関節はポリキャップとABSの組み合わせとなります。
また付属のジョイントを腰やバックパックに取り付ける事で全ての武器をマウント可能。
鞘や薙刀なども金色なのも印象的です。
頭部アップ。ベースの武者ガンダムMk-IIと比較しています。
ツインアイやマスク、頬当てや吹き返しなどは共通パーツとなっていてヘルメット部分が新規となっています。
金陀美具足のデザインがベースなので大きな角はなくなりシルエット的には地味になりましたが
より甲冑の兜らしいデザインになりました。
ヘルメット部分は前後分割で合わせ目が出ます。
シールを貼っていますがツインアイパーツはクリアパーツ化されています。
胴体は武者ガンダムMk-IIがベースですが金色がメインカラーになった事で一気に明るさも感じる色合いでメッキも変わらず豪華です。
バックパックはあまりアレンジはされず、ほとんど武者ではない元のMk-IIに近い形状。
家紋マーク部分に貼るシールもありますが貼らなければ立体的なモールドが楽しめます。
ただ元キットそのままなので葵紋ではありません。
ビーム刃はありませんが背面のサーベルグリップは一応取り外しも可能。
グリップは和風の柄のようなデザインに変わっています。
肩アーマーは甲冑をイメージさせるような形状で一部メッキが使われています。
腕部もMk-IIがベースですが関節なども真っ黒なのが特徴。
手首は通常のMk-IIと同じく根本のみ可動する一昔前のMGによくある作りです。
前腕の爪はもちろん展開可能。
腰アーマーはフロントとリアに裏打ちあり。
股関節はBJですがスイングギミックがあります。
力強い造形の脚部。
通常のMk-IIがベースになっているため膝関節にはメッシュパイプが使われています。
こちらも複雑なデザインですが金メッキパーツが細かく分割されていて模様を再現しています。
また大腿部装甲は元と変わらず動きに合わせスライドします。
足首はシリンダーギミックがありロッドはメッキ済。
足裏はつま先が可動しますし肉抜きもありません。
可動範囲など。
MG Mk-IIと同じ作りなので動かした感じも同じです。
肘はかなり深く曲がりますし腰もそこそこスイング可能。
肩の前後スイングは控えめですが腹部は横方向にもスイング可能。
股関節はBJなので極端に大きく開けませんし、足首もBJに加えシリンダーギミックもあるので接地はいまいち。
ただ膝はかなり曲がるようになっていました。
ベースとなった武者ガンダムMk-IIと比較。
色が大きく変化していますが頭部以外は共通の造形。
各所の鎧の模様も立体的に再現されています。
和ステッカーと家紋シールを貼ってみました。
家紋シールは◯部分に合わせたサイズです。
和ステッカーは前後左右に分割されているため厚手のシールですが意外と貼りやすいです。
家紋＆和ステッカーを貼った姿。
和ステッカーの模様はある程度好みが分かれるとは思いますが
より和風イメージが強調されます。
火砲「昇竜丸」元のMk-IIのライフルをベースにしたようなデザインでセンサーはクリアパーツが使われています。
ただ分割はシンプルなので合わせ目あり。
こちらは保持ダボがあるので付属武器の中では一番安定して持つ事ができます。
薙刀「閃光丸」
こちらは刃が金メッキされているのが特徴です。
元のMk-IIもそうなのですが股関節周りの軸が細めでちょっと保持力が心許ないです。
若干フニャっとした印象がありしばらく触っているとポーズによっては垂れ下がるような時があるので扱い辛い時は調整した方が良いかも。
この武器は保持ダボなどがなく、元の手首も保持力があまりないのでちょっと安定しません。
ただ両手で持つ事ができますし軽いのですぐポロポロ落ちて持たせられないという程ではありません。
古いキットのためスタンドジョイントは無いのでコの字型のジョイントなどを使って浮かせる必要があります。
太刀「虎徹丸」
こちらは２本ありどちらも共通の形状で鞘に収納可能。
刀身は美しいシルバーメッキ仕上げです。
こちらもシャープな仕上がりですし格好良いのですがやはり薙刀同様しっかり固定する事はできません。
ただやはり武器自体が軽いので最後に持たせるようにすればポーズを付けるのが楽になります。
それと個体差もあると思いますが、
薙刀と刀の刃はメッキされた厚みがあるためか取り付け部分がかなりキツく破損しそうだったので自分は削ってメッキを落としてからはめ込みました。
刃の取り付けがキツすぎると感じた場合は無理せず調整した方が良いと思います。
公式の写真よりメッキではない金の成形色がきらびやかで良い感じでした。
ただウェルドはやはり目立つので金部分だけ塗装したりするのも良いのかも。
それとメッキパーツは一部アンダーゲートが採用されていました。
Mk-IIのパーツは揃っているので頭部を組み替えて通常の武者ガンダムMk-IIにする事ができます。
こちらの頭部も良いですね。
最後に塗装してしまっていますがベースとなっているMG ガンダムMk-II Ver.2.0と比較。
各所の装甲が甲冑のような豪華さになり全体的なボリュームは増しています。
以上MG 武者ガンダムMK-II徳川家康Ver. レビューでした。
先に発売された武者ガンダムMk-IIに一部新規パーツを追加し成形色を変更したキットとなっています。
家康が着用したという金陀美具足をベースにした頭部デザインとカラーリングは金色がメインカラーとなっているため存在感は抜群で
メッキも多用されているため複雑な装甲をよりきらびやかに再現しています。
ベースが古いので武器の保持や遊びやすさなどは最新キットほどではないのですが
和ステッカーもあるためより和風を強調したガンプラとして組める独特な雰囲気のあるキットになっていました。
