今回は「HG ホワイトライダー」のガンプラレビューです。
ゲーム・機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairyに登場し、コール・サイン「ファングβ」が搭乗するRX-80WRホワイトライダーをご紹介。
2022年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGペイルライダー系のランナーを使用しつつ、ZEUSを搭載した特徴的な頭部や専用武装「試作型シェキナー」などが新規造形で付属します。
という事で、HGホワイトライダーをブラックライダーの比較画像などを含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC ホワイトライダー
ペイルライダー計画の試作1号機で、複合型特殊武装「シェキナー」(ペイルライダー・キャバルリーが装備)と、HADESのための火器管制補助の検証を主目的として開発されたホワイトライダーさん。
特徴的な王冠のような頭部は、HADESの最初期型である火器管制用の補助システム「ZEUS」が搭載されているという特殊なデザインで造形。
小型化に至らず、王冠を被ったような姿になっているとの事です。
ガンプラ的には2014年に発売されたHGUCペイルライダー系のリデコキットとなり、成形色が変更され新規造形パーツが同梱する内容になっています。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
シール量は多く、広範囲なイエロー・ベージュ部分などはシールで色を補います。ちなみにノーマル状態/ZEUS発動状態で貼るシールが異なり、選択式となります。
マーキングシールには、ブラックドッグ隊のエンブレムと地球連邦軍のマークが印刷されています。
付属品一覧がこちら。
※「試作型シェキナー」「ヒート・レイピア」
武装はどちらも新規造形で、余剰パーツとしてベースキットのHGペイルライダーの一部頭部・外装パーツが余ります。
そして完成したHGUCホワイトライダーがこちら。
白とライトグレーを基調とした成形色に変更されているほか、パッと見で王冠をかぶっているような頭部が特徴的なガンプラに仕上がっています。
ベースキットに2014年製のHGが使われているためそこまで最新ガンプラ感は感じませんが、今のガンプラ目線でも通用するプロポーションで立体化されていると思います。
宇宙世紀の中では、異質なデザインに仕上がっているのではないでしょうか。
バックパック左側には、マントのようなウイングを装備しているのも特徴です。
今回、ホイルシールはノーマル状態のものをチョイスしてみたぞ!(>ω<)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。手足は大きく広がります。
手足の関節は90度以上曲がり、ヒザ立ち可能です。
特に、腕関節は180度近く曲がります。
上半身は360度回転します。
昨今の超絶可動系HGよりは柔軟に動かないものの、必要十分には可動します。
頭部をアップで。このあたりは新規造形で、火器管制用の補助システム 「ZEUS」システムが搭載された特徴的な形で立体化されています。
イエロー・ライトグレーと細かく色分けされていますが、後頭部には一部合わせ目が出ます。
胴体をアップで。胸部装甲が新規造形です。
胴体は前後はめ込み式で、側面の一部に合わせ目が出ますがモールドっぽくも見えるので処理しなくていいかもしれません。(モールドか合わせ目か微妙な感じ)
↑枠が、今回貼るマーキングシール2点です。
ショルダーアーマーと内部ブロックは前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。上側は段落ちモールド位置にあたるため、合わせ目はありません。
肩はボールジョイント接続により、前後に可動。
上から見た場合、バックパックとウイングの合わせ目が見えます。
腕部は、前腕部に合わせ目が出ます。
左腕にのみ、グレネード・ランチャーを装備しています。
地味にここも新規造形です。
背部を見ていきます。左にはウイングユニットを、右側には試作型シェキナーを装備しています。
アームで繋がれており、フレキシブルに可動します。
ウイングは広げて、展開させる事ができます。
黄色いラインは、ホイルシールで色を補います。
後ろ側。くぼんでいるライトグレー部は、シールで色を補います。
個体差かわたしの組み方が悪いだけかもしれませんが、試作型シェキナーのカバーパーツがゆるゆるでパカパカ開いてしまいます。
気になるモデラーさんは、基部の接続強度を要調整といった感じ。
腰部フロント・リアアーマーは、新規造形です。
腰部左側には、ヒート・レイピアをマウント可能です。
ヒート・レイピアはホワイト1色1パーツ成形のため、刀身部分などはグレーで要塗装です。
股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
脚部は「基部」「後ろ側の一部」にしか合わせ目が出ません。
優秀な造りですね。
足を曲げた際に露出する関節フレームにも、合わせ目がありません。
ただ、足裏のつま先付近に目立つ肉抜きがあります。
ホワイトライダー、
ヒート・レイピアを装備!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
襲いかかるホワイトライダー!
突き!
いい感じ……(*´ェ`*)
中世の騎士っぽくも見えますね。
グレネード・ランチャーで攻撃!
新規造形の試作型シェキナーはグリップを掴み、前腕部側面と接続したあとカバーを閉めて持たせます。
背部のアームを接続して固定するため、武器(手)が垂れ落ちてくる事はありません。
ただ、試作型シェキナーは一部合わせ目が出ます。
アームを外して持たせる事もできますが、重さで手が垂れ落ちてくる点はご注意を。
試作型シェキナーをぶっ放すホワイトライダー!
フォアグリップは可動し、
両手で構える事ができます。
上下のパーツを外し、↑枠パーツの取り付け位置を変更して
先端を引き出し、一部差し替えパーツを加える事により
砲撃形態が再現できます。
試作型の方が、見た目が派手だぞ……(*´ェ`*)
↑ちなみにこちらがペイルライダー・キャバルリーの装備する複合型特殊武装「シェキナー」。
今回に付属するものは「試作型シェキナー」という事で、武器の系譜を感じる作りになっています。
本キットにビーム・サーベルの刃エフェクトパーツは同梱しませんが、グリップが2本余るので装備させる事ができます。
一応ご報告。
HGUCブラックライダーと比較。
同じHGペイルライダー系のリデコキットですが、頭部をはじめ胸部・腰部や
腕部の装備、
武装が違うため、差別化が図られています。
ペイルライダー系ガンプラ勢揃いでパシャリ。
>>ペイルライダー系のレビューを見る
HGUC ホワイトライダーの感想
ということでHGホワイトライダーのご紹介でした。
頭部をはじめ、装甲や武装など新規造形が多いリデコキットに仕上がっていました。プレバン品の中でもお買い得なガンプラに仕上がっています。
ホイルシールの量は多く、色分けは正直そこまで良くないため部分塗装推奨系キットだと思います。
プロポーションや武装の展開ギミックなどは非常に良くできているので、ペイルライダー系キットのファンにはたまらないガンプラに仕上がっていると思うぞ!
クオリティ的には同時発売のHGUCブラックライダーとほぼ同じ、と言っていいでしょう(*_*)
以上、「HGUCホワイトライダー」のガンプラレビューでした!