レビュー:MPG MPG-07 トレインボットギンオウ
2024年11月16日
今日はMPGから「MPG-07 トレインボットギンオウ」をご紹介!
商品名
MPG-07 トレインボットギンオウ
シリーズ名
MPG
クラス
–
メーカー
タカラトミー
発売時期
2024年9月28日
価格
21,500円(税抜)
ということで、MPG「トレインボットギンオウ」です!「ギンオウ」は玩具オリジナルの第7のトレインボットとなり、「922形10番台T2編成」の「ドクターイエロー」からロボットに変形します。玩具としては「MPG-01 トレインボットショウキ」のリデコとなり、また合体モードで使用できる完全新規の「チェストパーツ」と「メンテナンスBOX」が付属します。それではさくっといってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさはこれまでのトレインボットたちと同じサイズ。
キャラクターカード。役職は「看護戦闘員」。説明書には設定も細かく書かれています。
シールも付属。肩に貼ることでG1版玩具の雰囲気を再現することができます。ちなみに今回はシールは貼らずにレビューしています。
【ロボットモード】
ロボットモード。パッと見は「黄色いショウキ」ですが、頭部が新規造形になっています。宣材のCGではドクターイエローの黄色い部分は日光の当て過ぎで黄ばんでしまった白いパーツのような色味に見えていたのですが、実物は想像よりも綺麗なイエローでカッコイイ。ちなみにドクターイエローに変形するのはダイアクロン玩具版「トレインロボ No,9 Dr.イエロー」で、しかもそれは「ユキカゼ」型のリカラーだったので、ドクターイエローから「ショウキ」型に変形するものは今回のMPGが初。なので今回はダイアクロン版「トレインロボ No,9 Dr.イエロー」を「ギンオウ」と「ヤマブキ」で分け合ったような感じなのかな?
背面。後ろは黄色成分多め。
前面&背面。
側面。
バストアップ。フェイス部分は元々公開されていた感じとはちょっと違うような…?公開されていたのはもっと目が大きくて吊り目っぽいイメージでしたが、実物はもう少し優しめな印象になっています。光の加減かな…?
上半身。胸部の「0-MB」はダイアクロン版「トレインロボ」やG1版「ショウキ」の玩具をオマージュしたもの。ちなみに胸部も新規造形と思い込んでいたのですが、形状はそのままで塗装のみの変更でした。
手の可動も「ショウキ」と同じで、親指と人差し指が独立して動くタイプ。
肩の後ろのパーツを広げてマント状態にすることができます。
上半身背面。
下半身。
下半身背面。
【武器・付属物】
武器。まずは銃タイプの「シルバーレーザー」。
先端部分を折って右足の裏側に取り付けておくことができます。
シールド。合体用のチェストパーツになります。
シールドは折り畳んで背中の背負いものの内側に取り付けておくことができます。
今回の目玉付属品「メンテナンスBOX」。上部半分が金属でできていて、なかなかの重さがあります。設定的にはメディカルバッグ兼近接武器。合体モード時には腰部の延長パーツになります。
持ち手部分には手に持たせる際の突起があります。
【ビークルモード】
ビークルモード。「922形10番台T2編成」の「ドクターイエロー」に変形。「ショウキ」の「東海道新幹線0系」のただのリカラーかと思いきや、かなり細かくリデコされています。しかも結構よく見ないと気づかないようなところが多く、そういう意味ではかなりこだわって作られていることが分かります。全面塗装で見た目もリッチ。
背面。変形は「ショウキ」から変わらずですが、各部の関節の渋みが調整されているように感じました。管理人の「ショウキ」が遊びすぎてゆるくなっていただけかもだけど、少なくとも二の腕のロールが外れにくくなっています。
前面&背面。
側面。
底面。銃を取り付けておくことができます。
メンテナンスBOXは車体の左側サイドに取り付けることができます。けどかなり重たいので少し傾けるとすぐ倒れます。
車両先端の内部にシールドを収納可能。
「ショウキ」同様座席が2つ付属。「MP-22 ウルトラマグナス」に付属する「ダニエル」を座らせることが可能。さらに背もたれ部分を倒すとシートが高くなるので、ダイアクロン隊員を座らせることも可能。
「ショウキ」からの変更点で分かりやすい部分としては前方部分の乗客用のドアがなくなっています。
また後部の屋根部分も突起が追加されています。そのほかにも細かい部分が色々変更されています。
連結器を使って他のトレインボットたちと連結することができます。
「ショウキ」同様の「レール」が付属。
付属のジョイントパーツを取り付けることで「TFパワーベース」のアームと接続することができます。
【シデン合体モード】
後ろから。
メンテナンスBOXを取り付けて。スライドさせる形で取り付けるのですが、結構ガッチリ固定されるので取り外しが少し大変。
「ショウキ」を「ギンオウ」と入れ替えて合体させることで「ライデン特別編成シデンG」となります。メンテナンスBOXはボディを少し延長する形となり、「ライデン」と比べるとスタイルが良くなっています。ただ、そこまで劇的な変化はなく、またこのメンテナンスBOXを取り付けたからといって合体モードの安定性が良くなったりするわけではありません。
背面。背中から見ると胴体が延長されたのが分かりやすい。
【比較】
MPG「トレインボットショウキ」と。白い部分が黄色になって、また腕などのグレーの色味も「ギンオウ」の方は少し明るくなっています。
ビークルモードでも。何気にロボットモードよりもビークルモードの方が変更箇所を感じる部分が多いかも。
合体モードでも。
【可動・アクション】
可動も「ショウキ」と同じなのでよく動いてくれます。写真続きまーす。
「シデン」のチェストパーツは塗装もしっかりしていてなかなかカッコイイ。
メンテナンスBOXと言いつつヤル気満々な武器なのが面白い。ある意味玩具のトランスフォーマーの中では最強の武器かもしれない…ただ、個人的にはこれがなくても十分商品としての魅力はあったと思うな。
ビークルモードでも。
以上、MPGから「MPG-07 トレインボットギンオウ」でしたー!玩具としては基本的に「ショウキ」からほとんど変わっていないので新鮮味はあまりありませんが、ビークルモードが想像以上にしっかりリデコされていて、どちらかというとドクターイエローを再現した玩具としての魅力が高いように感じます。今回追加されたメンテナンスBOXは「ライデン」の体型を少し改善してくれますが、個人的にはちょっと蛇足に感じました。せっかく「ライデン」が綺麗に完結したところに、より完成度を高めるパーツを後から出る商品に追加するのはちょっとずるい気もするし、それなら「カエン」につけるべきだった。実際そういう意見もよくみるし、それでせっかくドクターイエローの再現にこだわって作った「ギンオウ」自体にケチがついてしまうのは勿体無いと思いました。そんなこんなで想像していた以上に「ギンオウ」がとても良かったので、次回の「ヤマブキ」も楽しみです!
https://chohenken.com/2024/10/05/mpg_mpg07_ginou/