ガンダムSEED FREEDOMでデスティニーガンダムSpecIIやアカツキが使ったゼウスシルエットがキット化されました。
今回は「HG デスティニーガンダムSpecII&ゼウスシルエット」という事でデスティニーガンダムSpecIIも同梱されています。
価格は7,920円です。
デスティニーの付属品は「高エネルギービームライフル」、「アンチビームシールド」、
「アロンダイトビームソード」、「高エネルギー長射程ビーム砲」、パルマフィオキーナエフェクト、
ソリドゥス・フルゴールエフェクト、アロンダイトエフェクト、フラッシュエッジ2エフェクト、
光の翼エフェクト、それにパルマフィオキーナ手が付属。
写真右下に写っている黄色いアンテナは余剰パーツとなります。
ゼウスシルエットの付属品は展開時のグリップ、ミサイルポッド展開時用パーツ、
それにアクションベース7が2枚付属しています。
シール類は各種センサー類とアロンダイト&ビーム砲の赤部分、それにシールドの黄色部分を補うホイルシールが付属します。
ゼウスシルエット側のシールは9番のセンサーシールのみとなります。
映画「ガンダムSEED FREEDOM」でシンが乗り込むデスティニーガンダムSpecIIがキット化されました。
ただこれが初めてのキット化ではなく先にクリアカラー版もキット化されています。
デスティニーガンダムを改修したという設定で動力が強化された事でVPS装甲のカラーが変化し
コクピットも全天周モニターに変更されています。
ただインフィニットジャスティス弐式などと異なり、外装には変化が無くキットもHGCEデスティニーのカラバリとなっています。
カラーリングは全体的に暗くなりアンテナも黄色から機体と同じライトグレーに近いホワイトに。
胸のラインなども白になり落ち着いた渋いカラーに変化しています。
キットの作りは以前発売されたHGCEデスティニーと共通でKPSの他、PC-002のポリキャップも使われていました。
機体の配色ですがかなり細かい分割でほとんど成型色で再現されています。
ただ細かいダクトやスラスター内部の一部や頭部のCIWSなどは一部塗装が必要です。
とは言えほぼカラーリングは再現されていてイメージ通りに仕上がります。
頭部アップ。ノーマル版と比較しても色が暗くアンテナの色が変わったぐらいで他は変更なし。
血涙のようなモールドも十分シャープで合わせ目は頬に少し出ますが大部分はディテール化されています。
またアンテナ裏側にもディテールがあるのも変わっていません。
ツインアイ部分は暗めの緑の成型色で隈取は別パーツ化されています。
胴体のアップ。ノーマルデスティニーの流用ではありますが、最新のSEED FREEDOMキットと並べても違和感のないバランスです。
ダクトモールドなどもシャープで背面の接続穴は2穴タイプで互換性あり。
バックパックのノズルなども別パーツ化され、
アロンダイトなどがセットされるラック部分はアームで繋がれていて自由度の高い作り。
もちろんウイングも後ろ側にスイング可能ですしある程度跳ね上げる事が出来ます。
もちろん差し替えなしで展開可能。
大きさも十分で見栄えのする展開が可能です。
先端のスラスターや内部の小羽根なども再現されていますが
スラスターダクトなどはちょっとのっぺり気味でジョイント穴などもあります。
また小羽根の間の円筒形の部分なども色分けされていないので塗装する必要があります。
ライフルは腰にセット可能。
腕部は合わせ目の出ない構造で前腕にロール軸あり。
また手首はぐわっと開いたパルマフィオキーナ用の平手も付属しています。
股関節は腰アーマー裏にディテールが入っています。
また股関節はカチっと下げる事が可能。
スラッとした脚部は股関節ジョイント以外合わせ目が出ずダクトなども開口されています。
また脹脛のダクトも可動します。
足裏はつま先部分に若干肉抜きあり。
可動範囲はノーマルデスティニーと変わらず。
腰のスイングも良好で肩も大きく跳ね上げられます。
腰の横スイングや肩の前後スイングも可能。
派手なポーズなども取りやすい可動範囲が確保されています。
脚部は摂津もなかなか良好で脚も十分上がり膝も深く曲がります。
全体的に最新キットに引けを取らない可動範囲が確保されています。
ノーマルのHGCEデスティニーガンダムと比較。
色が一気に暗めになっている事が分かります。
また配色も若干ではありますがシンプルになっていました。
武器を装備させて。
今回も特に武装に変更は成型色以外ありません。
「MA-BAR73/S 高エネルギービーム・ライフル」
グレー一色なのは変わらず赤や白部分の塗装が必要です。
合わせ目はほぼ段落ちモールロドになっていますが一部にあります。
センサーやフォアグリップが可動するのも変わらず。
今回は残念ながらレールガンは付属しません。
一応HGCEゲルググメナース付属のレールガンは持たせる事が出来ます。
光の翼は特に変更なし。プラ製で蛍光色が使われているため非常に派手な見た目です。
またモールドも細かくPET素材のような薄さや印刷はありませんが、プラ素材らしい細かい立体的なディテールがあります。
せっかくなので出来ればレールガンも追加して欲しかったですね。
「アンチビームシールド」こちらは差し替えなしで展開可能。
成型色が暗くなっている他黄色部分の一部がシールなのも変わりません。
また裏面は結構肉抜きがあります。
「RQM60F フラッシュエッジ2ビームブーメラン」
両肩のグリップを外しビーム刃を取り付ける事ができます。
MGなどにあるサーベルパーツは付属しません。
「MX2351 ソリドゥス・フルゴールビーム・シールド」
エフェクトが1枚付属し手甲の黄色いパーツの間に挟み込みます。
こちらは普通のクリアパーツでSEED FREEDOM系列でよく使われる偏光樹脂ではなかったです。
「MMI X-340 パルマフィオキーナビーム砲」こちらもエフェクトが付属。
コンパクトなエフェクトでビームが弾けるような造形になっています。
「M2000GX 長距離長射程ビーム砲」
こちらは成型色が暗めの色合いになっていました。
差し替えなしで折りたたみとグリップの展開が行えます。
合わせ目はディテール化されていますが一部のモールドはシールでの再現。
アームに取り付けたまま構える事ももちろん可能です。
「MMI-714 アロンダイトビームソード」こちらは水色からホワイトに成型色が変わっています。
やはり差し替え無しで展開が可能。
合わせ目もディテール化されています。
腕の可動に余裕があり両手持ちも楽なのですが片手持ちだと手首の中でクルクル回りやすいです。
また手首の接続はポリキャップなのですがちょっと抜けやすく感じます。
RG フォースインパルスSpecIIと。
流石にディテール密度に差はありますが並べてもさほど違和感は無いと思います。
HGCE スコードルドラと組み合わせて。
やっとSpecIIが出たので色々な機体と組み合わせて遊べます。
本体のHGCE デスティニーガンダムSpecII編は以上です。
次は新規造形となるその2でゼウスシルエットを紹介します。
前回はデスティニーガンダムSpecIIを紹介しましたが今回はゼウスシルエットを紹介します。
新規造形でキット化されたゼウスシルエット。
こちらは「デスティニーガンダムの装備として開発されていたが強すぎる威力が危険視され封印されていた新型のリニア砲」という設定です。
デスティニー本体に装着するシルエットですが、単体でもこちらのMA形態としても運用可能。
細長いシルエットで後端部には3本の砲身が装着されているのがインパクトあります。
キットもかなり大型で全長500mmを超えるような大きさで大迫力のシルエットとなっています。
一応3mm軸対応のスタンド穴がありますがスタンド1つではかなり不安定で説明書ではスタンド2つを使って保持するように指示されています。
鋭いシルエットが特徴的ですがカラーも結構独特でホワイト&ライトグレーにライムグリーンやダークイエローなどの色が加えられ意外とカラフルな印象があります。
パーツ分割も細かくカラーもほぼ成型色で再現。
シールを使うのはセンサーぐらいで後は十分色分けされていました。
こちらは特にポリキャップは使われず、可動部はKPSとなっています。
機首まわりのアップ。先端部は本体装着時には余剰となります。
こちらの根本は砲身パーツとなっています。
レドームのようなパーツが装着されミサイルポッドもあるユニット。
こちらはデスティニーの高エネルギービーム砲の代わりに取り付けるユニットでミサイルハッチが可動します。
正面のハッチは差し替え無しで開閉しますが
横のハッチは差し替えで再現。
弾頭部分は特に色分けされていません。
マガジンのような部分は立体的に再現され密度感もありあmす。
ウイングのようになっている脚部用ユニットは基部でスイング可能。
ウイングは回転できますしスラスターカバーも可動します。
スラスター部分はちょっとのっぺりした印象。
ただ合わせ目は段落ちモールドになっていました。
すぐ焼き付くため予備の砲身を含め3本の砲身がセットされています。
砲身は全て取り外し可能でスライドロックが採用されているためしっかり固定可能です。
シルエットの合わせ目は基本的に段落ちやディテール化されているのですが
砲身部分は合わせ目が出ます。
ただエッジ部分に出るのでそこまで気になりませんし
ここにはアンダーゲードが採用されていて砲身のゲート跡も目立たなくなっていました。
底面にはデスティニーの胴体に取り付けるユニットが装着されています。
砲身基部ユニットに各ユニットが取り付けられているような形状ですが
合体部分は大きめのダボなどで固定されポロリはありませんでした。
続いてデスティニー本体への接続ギミックです。
まずは各ユニットをそれぞれ外しておきます。
胴体に取り付けるユニットは一度アーム回りを外し
腰のライフル接続穴にアーマーを取り付けたら
胸部ダクト回りに外しておいたアーマー&アームを接続します。
アームは太い軸で構成されスイングやロールなど細かく動かせる構造。
保持力も今のところ十分あります。
続いて砲身パーツを取り付けますがその際はツメを起こして
デスティニーのアロンダイト接続部に装着。
その後腰アーマーから伸びるアームを接続し角度を固定します。
ミサイルユニットも同様に接続し固定。
脚部ユニットは一度装甲を外し足首を外したデスティニーの脚を装着したら装甲を再度付け直し
ウイングを回転して角度を調整します。
これでゼウスシルエット装着状態の完成。
脚部に巨大なブースターのようなユニットを装着し、
胴体に砲身ユニットやミサイルユニットを装着。
左脇から伸びるアームにリニア砲を取り付けるようになっています。
各ユニットがかなり大型なのでインパルスなどのシルエットと比べるとかなり巨大化する印象です。
長大なスペア砲身などかなりインパクトある姿でここまで大きいと強度が不安ですが
今のところ各パーツはしっかり取り付けられポロリなどはありませんでした。
残った砲身基部パーツに砲身パーツを一つ外して取り付け、シールドを取り付ける事でリニア砲が完成します。
リニア砲にする際、グリップパーツは展開状態のものに交換し
砲身部分を回転させ調整したら
脚部ユニット取付基部なども折り曲げておきます。
またシールド部分の反対側にあるカバーを外す事で左手用のグリップが出てきます。
ウイングを展開しリニア砲を持たせた状態。
リニア砲は可動するアームに取り付けるので位置も自由に調整可能。
光の翼なども問題なく装着できますがその翼が小さく見えるほどリニア砲の巨大さが目立ちます。
写真に撮るにも一苦労の長さで構えた状態で飾るのはかなりスペースを取る感じです。
横砲口にも倒す事ももちろん可能ですが
リニア砲はかなりの重さがあり、スタンド無しで浮かせて保持しようとするとアーム部分に負荷がかかり、
アームが接続されている胸部パーツ部分などもたわんで胴体にぴったりフィットしなくなったりするためスタンドでの支えは事実上必須になります。
デスティニー装着時に余剰となる機首は単体で浮かせて飾る事ができます。
可動についてですが腰のアーマーを背面や胸部パーツは繋がっているため腰は固定となります。
その分仰け反ったりして困るという事はありません。
また肩や腕周りも十分動きます。
脚部は膝の可動がある程度制限されますが十分曲がります。
股関節もフリーですが、新品の状態ならしっかり保持できました。
ただ重さがかなり増すので経年でどうなるかはちょっとまだ分かりません・
また背面のミサイルユニットの他、脚部にもミサイルランチャーがあり、こちらは差し替え無しで展開可能。
各ミサイルハッチを展開。
リニア砲以外でもこうしたギミックがあるのは良いですね。
リニア砲を構えて。
左右のグリップがあるため両手で構える事が出来ます。
腰が固定されますし、グリップや接続アームの位置もあり構えはこのような角度でほぼ固定となります。
両手持ちさせなければ色々な向きにする事はできます。
ただリニア砲が太く、後端部も長いため正面や左側に砲身を振ろうとするとウイングなどに干渉するのである程度制限はあります。
グリップはしっかり握るというより通すといった感じで
どちらかというとアームとスタンドで保持する感じになります。
この大きさと重さなので飾るのがちょっと大変な部分はありますが圧巻の迫力です。
デスティニーだけではなく劇中同様RGアカツキにも装着できるようになるそうなのでそちらで試してみるのも楽しみです。
RG フォースインパルスSpecIIと並べて。
本体もかなりボリュームアップしていますがやはりリニア砲の長大さが目立ちます。
以上HGCE デスティニーガンダムSpecII & ゼウスシルエット レビューでした。
デスティニーSpecIIの方は先に発売されているノーマルデスティニーのカラバリキットとなっていて
全体的に暗めの色合いになり渋いカラーリングになっていました。
古さも感じず最新のキットに引けを取らない可動などは相変わらずで非常に良く出来たキットとなっています。
新規パーツで再現されたゼウスシルエットですがこちらは凄まじいボリュームで特にリニア砲は単体で500mm近くあるため
非常に見栄えもしますがその分飾るのは結構大変だったりします。
ですがこの大きさでも各パーツは意外としっかりしていてスタンドを使わないと多少胸部のパーツがたわむ時はあるのですが
ポロリなども無く思ったよりストレスは感じなかったです。
単体でも飾れますし色分けも良好、本体に取り付けても非常に格好良いシルエットで本体のデスティニー共々よく出来たキットでした。