シヴァやルドラが先にキット化されていますがファウンデーションの機体、ブラックナイトスコードカルラがキット化されました。
価格は4,070円です。
付属品は高エネルギービームライフル、対モビルスーツ強化刀&エフェクトパーツ、レヴィテーター展開用フレームパーツ、
そして16本のサハスラブジャエフェクトと
8枚のレヴィテーター用PETエフェクトが付属します。
シール類はモノアイ周りのシールが4種類、
それに各種センサーやバックパック&サハスラブジャの紫を補うホイルシールが付属します。
ブラックナイトスコードシヴァやブラックナイトスコードルドラに使われている関節ランナーが流用されているため若干余剰パーツがあります。
映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」よりオルフェ・ラム・タオとイングリット・トラドールが乗る複座の機体、
ブラックナイトスコードカルラがHGCEで登場。
「Cal-re.A」は略して「レア」とも呼ばれるそうで、他のシヴァやルドラと異なりホワイト&ゴールドの高級感のあるカラーリングに加え
曲面主体の装甲や豪華なエングレービングなどブラックナイトスコードシリーズの中でも特別な機体となっています。
キットの方でもその豪華さは十分再現され、流石に機動兵装のジグラートは付属しませんがエフェクトなどがあるため存在感も抜群です。
キットの作りですが関節はブラックナイトスコードシヴァのランナーが流用されています。
とは言え装甲デザインが大きく異なりますし流用っぽさは感じずほぼ新規といった印象になっています。
背面には翼状の「疑似反重力機関 レヴィテーター」がありますが差し替えでこちらの画像のように折りたたんでおく事ができます。
関節の素材はいつも通りKPSでABSやポリキャップは使われず、SEEDアクションシステムによる柔軟な可動が楽しめます。
機体の配色ですが、全身にある金のエングレービングは成型色でしっかり再現されていました。
HGでここまで分割されているのは凄いですね。
他の部分も細かいダクトやスラスター内部などは塗装が必要ですがほぼ成型色で再現。
シールで補えるのはバックパックの一部とドラグーンのような遠隔武器、サハスラブジャにある六角形モールドの紫、
それに各種センサー類です。
レヴィテーターを取り外した姿。
パック接続部はクルクル回転しない形状でまっすぐ取り付けられます。
シヴァやルドラと比較しつつ頭部のアップ。
頭頂部にもアンテナがありカラーリングのせいかやはりいちばん豪華に見えます。
ヘルメットも合わせ目の出ない分割でした。
モノアイ周りはシールでの再現。
特にモールドなどはありません。
各所のアップはシヴァと比較しながら進めていきます。
とは言っても関節デザインぐらいしか似た所は無くデザインはほぼ別物。
金の装飾もあり豪華な雰囲気です
胸部のハッチを開ける事で「超高インパルス砲 アドゥロ・オンジ」の砲口が露出します。
砲口内部は塗装が必要ですがモールドはカッチリしています。
首はBJとスイング軸があり大きく動かせる構造。
各所のエングレービング部分の合いも良好で大きな隙間が出来るような事はありません。
また腰には「対モビルスーツ強化刀」が装着されています。
また腰にはライフルを取り付け可能。
「レヴィテーター」は普段2列に折りたたまれています。
接続基部はスイング可能で後方に逃がす事が可能です。
ただ接続口は角形のダボなので回転はできません。
さらに背中のバックパック基部パーツを外すと2穴ジョイントが現れるので一応カスタムも可能。
ただ襟周りが出っ張っていて干渉しやすい部分があります。
(画像も干渉するので2穴に引っ掛けるようにして固定しているだけです)
肩アーマーは曲面主体のデザインになりました。
白い装甲は前後分割で合わせ目あり。
サイドのスラスターは可動します。
腕部ですがこちらもデザインが変更され関節以外は別物です。
前腕には「ロック・クロウ・モルスス・モルティス」と「ビームシールド アムルタート」の複合武器が装着されていますが
シールドエフェクトはありません。
武装を外すと大きめのダボ穴があり3mmではないので互換性はありません。
アーマー裏は色分けの関係で一部裏打ちっぽくなっています。
股関節は軸関節でスイングギミックなどはありません。
脚部のアップ。
こちらもやはり関節以外別物で丸みのある装甲になっています。
ダクト内部は塗装が必要ですし、脛の装甲には一部合わせ目が出ます。
ただやはりエングレービングはしっかり色分けされていて見栄えは良好。
足裏は肉抜きも無くつま先が可動します。
可動範囲ですが基本的にシヴァやルドラと大きく変わりません。
かなり腰周りがスイング可能ですし肩の自由度も高いです。
ただ頭部は回転させると襟に少し干渉しやすい所があります。
肩や腰の横スイングも良好。
胴体周りが良く動くのは動きが付けやすくて良いですね。
脚部は股関節や膝は十分動きます。
接地は並といった感じですが特別困るほど狭い訳でもありません。
HGCE ブラックナイトスコードシヴァやHGCE ブラックナイトスコードルドラと比較。
基本的に本体は同程度の大きさなのですが背面のレヴィテーターがあるためボリュームは一番あります。
カラーも高貴な印象で他の2機とは大きく異なりますね。
手持ち武器はシンプルでライフルと対モビルスーツ強化刀のみとなります。
レヴィテーターの展開ですが、まずはロックパーツを外し一度分解します。
レヴィテーターとサハスラブジャをフレームから外し、連結されている展開時用フレームに再度装着。
そうするとこのように開いた状態になるので後はバックパックに戻します。
これで展開状態の完成。
一気に広がりのあるシルエットに変化しさらに派手な姿になります。
このパーツはギミックが詰め込まれているのでそれなりに重いのですが
フレームが一体成型されているため寝かせるような角度にしても大きく垂れ下がったりせず扱いやすくなっています。
「OWC-M1R1/F 高エネルギービームライフル」
特にギミックのないシンプルなライフルです。
分割はモナカ構造ですが合わせ目は段落ちモールド下されています。
ウイングは根本でスイング出来るのみで複雑な動きは付けられませんが
その分遊びやすく角度も揃えやすいです。
「OTS-303 ビームシールド アムルタート」&「OWC-M17 ロック・クロウ モルスス・モルティス」
こちらは特にギミックなどはありませんがシールド発生器などは別パーツ下されています。
「OWC-QZ18 対モビルスーツ強化刀」
腰に取り付けられている武器はビーム刃が付属しています。
対艦刀のような極端な大きさはありませんが取り回しの良さそうなサイズです。
軽いので保持には困りませんが、グリップが丸軸のためややクルクル周りやすいです。
また腰に取り付けている場合、腰を回転させたりすると背面のウイングなどに干渉し外れる場合があります。
続いてエフェクトの取り付けですが
まずは下部のサハスラブジャを外し、上のパーツに挟み込むようにして固定します。
全てのレヴィテーターに取り付けるとこのようになります。
赤い光が薄いPET素材で再現され、グラデも付けられたなかなか豪華なエフェクトです。
エフェクトは十分な大きさがあり、見栄えも良いのですがその分かなりスペースをとります。
ざっくりですが幅が38センチぐらい?になるので全身を入れた撮影などは大変かも。
PET素材なので軽く、重量については問題ありません。
ただ長さがあるので角度をつけたりすると多少垂れる感じはあります。
白と金の機体に赤いエフェクトというのもよく合い格好良いです。
そして遠隔武装の「OTOS-815/J サハスラブジャ」
こちらは横の突起を起こす事でビームエフェクトを装着可能。
またカバーを外す事で3mm軸のスタンドが使えます。
砲口や盛り上がった部分の紫(シールあり)の色は再現されておらず、先端に合わせ目も出ますがエフェクトを取り付けた姿はなかなかの迫力です。
胸部の「OWC-Z199 超高インパルス砲 アドゥロ・オンジ」
開閉ハッチはスムーズに可動します。
レヴィテーターエフェクト&サハスラブジャを全部飾るとかなりのボリュームに。
手持ち武器は比較的シンプルですがこのあたりのギミックはかなり遊べますし
レヴィテーターエフェクトも挟み込みで固定ピンもあるため抜けたりせず角度もしっかり決まります。
マイティーストライクフリーダムと。
両方白基調で金関節というのも面白いです。
HGCE マイティーストライクフリーダムとサイズ比較。
本体は当然大きめになっていますし
マイティーストライクフリーダムもプラウドディフェンダーを展開させると相当の幅がありますがカルラはそれ以上でした。
以上HGCE ブラックナイトスコードカルラ レビューでした。
映画のボス機体だけあり他のシヴァやルドラとは全く異なる機体となっています。
全身にエングレービングが入った豪華なデザインなのですが、そちらはパーツ分割で再現されているのは驚きです。
また印象的なレヴィテーターのエフェクトもPET素材で再現されていて場所は取りますが全部展開した時の迫力は圧巻でした。
レヴィテーター自体も可動部が絞られエフェクトもしっかり固定されるのでストレス無く遊べますし
飾っても動かしても大満足のキットになっていました。